不動産投資は「知識」と「経験」が求められるビジネスです。
経験は年数を重ねなければ会得できませんが、知識に関しては勉強することで身に付けることができます。
特に初心者の方は、すぐに物件へ投資するのではなく、不動産に関する知識を身に付けてから始めるべきです。
知識もなく始めてしまうと、不良物件を購入してしまい、いきなり負債を抱えてしまうことにもなりかねません。それを防ぐためには不動産投資に関する本を読んで、基礎から学ぶようにしましょう。
今回は不動産投資初心者の方へ向けて、おすすめできる不動産投資本ベスト5を紹介します。
また、中級者・上級者向けの節税本も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
不動産投資初心者が購入するべき本とは
不動産投資初心者は、投資を始める前に基礎的な知識を学ぶ必要があります。人から教えてもらうのも良いですが、網羅的に知識をつけるためには本などで体系的に学ぶべきです。
しかし、不動産投資の本はたくさんあるので、どのような本を読めば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
不動産投資初心者が読むべき本は、以下の3種類です。
- 不動産全体の流れがわかる本
- イラストなどが記載されていて分かりやすい本
- 成功体験失敗体験がわかる本
不動産全体の流れがわかる本
初心者の方は、不動産投資全体の流れがわかる本を読むようにしましょう。
不動産投資は、株やFXのように買って売って勝敗がわかるようなシンプルな投資ではありません。事業性が高く、また確定申告などで税務の知識も必要になってくるため、投資の全体感が理解できる本を選びましょう。どのような流れで収益が発生し、購入から売却するまでの流れ、税金の種類など、不動産投資を網羅している本を読むことで、不動産投資の基礎がわかるようになります。
初心者の方がいきなり中級者・上級者向けの本を読んでも、すぐに実践できなかったり、内容の理解に時間がかかります。なぜなら不動産投資は不動産の知識だけでなく、法律や経営なども理解していく必要があるため、覚えることが膨大にあるからです。
不動産投資は少しずつ慣れて行きながら知識を蓄えていくビジネスであるため、初心者の方は不動産投資のいろはを学べる本を見つけましょう。
イラストなどが記載されていて分かりやすい本
不動産の売買には、法律の知識が不可欠です。そのため不動産投資の本は、専門用語や法律用語が多く記載されており、何を意味しているのか理解するまで時間がかかります。
だからといって最初からすべての知識を身につける必要はありません。不動産投資は経験と共にスキルを上げていくことが多いので、最初はイラストや漫画形式の本で十分です。その方が具体的なイメージが湧きやすく、知識も頭に入りやすくなるでしょう。
せっかく購入する本ですから、読みやすい本を選ぶことが大切です。
成功体験や失敗体験がわかる本
どのビジネスでも、成功している方の意見を参考にするでしょう。不動産投資も同様で、成功事例は参考にすべきでしょう。
しかし、不動産投資は投資する不動産によって運用方法が異なりますし、売買した時代の相場というものがありますので、本の内容を全て鵜呑みにしてはいけません。
成功者の内容が必ず自身の投資にいかせるとは言い切れないので、参考にすべき内容かどうかの見極めが必要となります。
また、成功事例より失敗体験を学ぶことが重要です。成功した要因は分析するのが難しいですが、失敗した原因は明確であり、多くの不動産投資のパターンに該当する可能性が高いです。失敗事例を知識として身に付けておくことで、自身が対処するべき時に対応できるようになるでしょう。
そのため、成功体験だけでなく失敗体験まで書かれている本もおすすめです。
2022年不動産投資初心者におすすめできる本ベスト5
ここでは初心者の方におすすめする不動産投資本ベスト5を紹介します。
第1位 | 世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生 | 詳細ページ |
第2位 | 初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資 最強の教科書 | 詳細ページ |
第3位 | 確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書 | 詳細ページ |
第4位 | 生涯現役で稼ぐ 「サラリーマン家主」入門 | 詳細ページ |
第5位 | 不動産投資が気になったらはじめに読む本 | 詳細ページ |
世界一やさしい 不動産投資の教科書 1年生
これから不動産投資を始める方におすすめの本です。
不動産投資は専門用語が多い中、この本は初心者の方でもわかりやすくまとめられています。
投資物件の選ぶ方から契約・決済までの流れ、運用開始後の空室対策まで、すべて1冊にまとまっているため、不動産全体の流れがわかる本です。
とにかく基礎を学びたいという方は、こちらの本を読んでみてはいかがでしょうか。
初心者から経験者まですべての段階で差がつく!不動産投資 最強の教科書
サラリーマン投資家として成功経験を持つ著者が、不動産投資を始める前に自分が知りたかった内容を解説しています。
この本は全てQ&A形式であるため、共感できる内容もたくさんあるでしょう。
決してサラリーマン時代の年収も高くなかった著者が、不動産投資で成功し、資産を構築できたエピソードが描かれており、成功体験と失敗体験の両方を学ぶことができる本です。
サラリーマン投資家を目指す人にとってはおすすめできる本です。
確実に儲けを生み出す 不動産投資の教科書
著者は経営コンサルティングに従事している方であり、優良物件の見つけ方や、満室経営を実現する方法などを紹介し、確実に黒字経営できる運用方法を紹介しています。
不動産投資は購入してからではなく、購入する前の物件選びですべて決まるといっても過言ではありません。
この本は、購入する前の物件リサーチ方法、金融機関の融資アクションなど、不動産投資の入り口について詳しく書いてあるため、不動産投資初心者にはおすすめできる一冊となっています。
生涯現役で稼ぐ 「サラリーマン家主」入門
全国賃貸住宅新聞社が出版した「家主と地主」の編集長でもある著者が、サラリーマン家主としてのノウハウをこの本にまとめた内容です。
本業でも実際のサラリーマン大家から情報を得ており、この本には成功体験と失敗体験がまとめて記載されています。
ただし、著者はメディアの編集長ということもあり、内容はやや硬めです。一方で読みやすさには特化しているため、不動産投資初心者はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
不動産投資が気になったらはじめに読む本
不動産投資のイロハがわかりやすく書いてある本です。
投資物件の選び方や、投資のリスク、リスクの回避用法など、不動産投資に関する基礎知識の内容は、全てこの本に網羅してあるといえるほどです。
初心者の方はこの一冊から始めてみるのも良いでしょう。
不動産投資中級者・上級者向けの本
ここでは、不動産投資中級者・上級者向けの本を紹介します。
目先の収益だけでなく、節税もうまく活用できるようになってきたら、不動産投資中級者といえるでしょう。
節税手法をうまく活用し所得税を抑えながら、金融機関のローン限度額を増やすということもできるようになるため、より収益を出しやすくなります。
ここでは不動産投資のスペシャリストに近づくための本を3冊紹介します。
不動産投資の税金を最適化 「減価償却」節税バイブル
不動産投資の節税の醍醐味でもある減価償却を利用した節税効果について詳しく記載してある本です。
現在所有している不動産の未償却残高がいくら残っているか把握していない方も多いのではないでしょうか。
この本を読むことで、税金だけでなく、減価償却の計算方法についても理解できるため、より上手に節税できるようになります。
不動産投資専門税理士が教える 不動産投資の「収益計算」 本格入門
不動産投資のキャッシュフローシミュレーションのポイントや計算方法を詳しく書いてある本です。
収益試算Excelシートがダウンロードできるのがメリットで、数値を入力するだけで収益計算方法をマスターできるようになります。
超実践不動産投資のプロ技
この本では、現役の不動産営業マンが実際に運用している不動産の売却方法や賃貸経営手法を紹介しています。
利益を上げている現役大家の運用方法も記載してあるため、詳しい成功事例を学べる一冊となっています。
まとめ
今回は不動産投資初心者の方へおすすめできる本を5冊、中上級者向けに3冊、合計8冊の書籍を紹介しました。
これから不動産投資を始める方は、すぐ投資を行うのではなく、知識を身に付けてから始めることで、失敗する確率を大きく下げることが可能です。
不動産投資の本はたくさんあり、どれを選べば良いか分からない方も多いかと思いますので、ぜひ本記事で紹介した本を参考にしてみてください。
中級者・上級者の方は、節税やキャッシュフロー、賃貸経営などに着目し、より収益を上げる方法を検討していく必要があります。
収益が上がれば所得も上がり、金融機関のローンも通りやすくなりますので、多くの投資物件を運用できることにもつながります。
そのためには、まず節税による所得税の圧縮がポイントになるでしょう。
是非参考にしてみてください。