MMFやMRFを運用するよりはるかに利益が見込める外貨建てMMF。
同じMMFなのに外貨建てMMFのほうが利回りが高いのは、為替益を狙えることや投資する商品による違いなのですが、外貨建てMMFの投資対象って意外と知られてないですよね?
外貨建てMMFの投資対象とは公社債です。
選んだ通貨の国の安全な国債や格式高い社債に投資するのが外貨建てMMFで、公社債に投資する投資信託の中では利回りが高いことで有名です。
そんな外貨建てMMFの投資対象について今回の記事では詳しく解説していきたいと思います!
外貨建てMMFの投資対象は公社債
冒頭でもすこし触れたように外貨建てMMFの投資対象は公社債です。
課税分類上は「公社債投資信託」となり、投資対象が国債や社債の投資信託です。
米ドルやユーロなど様々な外貨建てで投資をするのですが、どの通貨を選んだとしてもその国の安全性の高い優良企業の社債や国債に投資されます。
細かく分類するなら
- 安全な国債
- 格式高い社債
この2つにわけることが出来ます。
さらに詳しくこの2つの債権について解説していきます。
安全な国債とは?
外貨建てMMFの投資に含まれる国債。
外貨建てMMFではその国の国債を買うことになるのですが、企業から買う社債同様に外貨建てMMFでは安全な国債に投資をしています。
国債とは国が元本を保証し一定の利息をつけて販売する債権
外貨建てMMFが投資する国債は、元本保証や最低金利保証がついている国債なので比較的安全な国債と言われています。
また国債によって期間が設けられており、外貨建てMMFではその都度その都度タイミングに合わせた期間の国債を組み合わせて投資をしています(3年・5年・10年など)
安全と言われているこの国債のリスクは以下のとおりです。
- 金融変動リスク:固定金利や変動金利を選んだ時に発生するリスク
- 信用リスク:国が発行している債権のため、財政破綻などのリスク
この2つのリスクがある国債ですが、投資信託ということもあり外貨建てMMFではほとんど気にする必要のなりリスクです。
格式高い社債とは?
外貨建てMMFで組み合わせて投資をする公社債のなかには、社債も含まれています。
外貨建てMMFで投資をする社債はなるべく格付けの高い安全な社債で、それを国債と国見合わせて投資をしています。
社債とは企業が資金を募るために発行する有価証券
外貨建てMMFが投資をする社債は格式の高い優良企業の社債です。
企業の社債の格付けは、格付機関がその企業の使用力や元利金の支払い能力の確実性を評価して出すもので、外貨建てMMFではそれを元に格付けの高い優良企業の社債を選んでいます。
この社債のリスクは国債と同様に破綻のリスクが伴います。
社債の元本や利息を払えずに企業の財政が破綻するとこのリスクを被る事になります、
また購入金額が高いことが社債のデメリットでもあるのですが、外貨建てMMFは投資信託で他の人の信託と組み合わせて購入しているので、このデメリットもリスクも無いと言っていいでしょう。
まとめ
今回の記事では外貨建てMMFの投資対象について解説してみました。
外貨建てMMFは安全性の高い優良企業の社債や国債に投資をする投資信託です。
公社債に投資をしている中ではかなりの利回りを出していますが、それに比べて運用が楽なので投資初心者にもオススメな投資信託です。
投資対象が分かればなおさら投資初心者が投資しやすいと思うので、しっかりと確認のして初めてみましょう!