外貨建てMMF

日本円MMFと外貨建てMMFの違いとは?どっちがオススメなの?

MMFというと日本円のMMFと外貨建てMMFがありますよね。

その他にもMRFという投資商品があるのですが、この日本円MMFと外貨建てMMFは何が違うのか疑問ですよね?

一番大きな違いは名前の通り、投資するための通貨の違いです。

日本円で国内のMMFに投資をするのか、外貨建てで外国のMMFに投資するのかの違いがあります。

実際この投資するための通貨が違うだけで、その他の条件や利回りなども変わって来るので、名前は似ていても全く違う投資信託と言ってもいいでしょう。

利回りは外貨建てMMFの方が圧倒的に高いので、オススメ出来るのは外貨建てMMFです。

今回の記事ではそんな日本円MMFと外貨建てMMFの違いについて解説していくと共に、どちらに投資すべきか?についても解説していきます!

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日本円MMFとは?

日本円MMF(マネーマネジメントファンド)とは国内MMFとも言われていて、日本円で運用される投資信託です。

外貨建てMMFと混ざらないように日本円MMFや国内MMFと言われています。

投資対象は日本国内の公社債(国債や優良企業の社債)で、コマーシャルペーパーや無担保コール・譲渡性預金などの短期運用の投資商品を織り交ぜ、一口1円で購入できるようにされている投資信託です。

主に公社債が中心となって組み合わされた商品なので、とても安全に運用できるのが特徴です。

また運用期間は購入から30日以上持たないといけない縛りがあるのは、デメリットでもありメリットにもなります。

購入してあとのこの縛りがあるけど安定的な利回りが期待できることから、運用する人は定期預金的な使い方で運用することもあります。

ですがあくまでも投資信託の一部なので、元本割れ(極めて低い)のリスクがある商品です。

また最近では利回りが低すぎて取り扱う証券会社が多くなってきた投資信託でもあります。

日本円MMFと外貨建てMMFの違い

日本円MMFと外貨建てMMFの違いは大きく2つあります。

  • 取り扱うための通貨の違い
  • 利回りの違い

この2つです。

名前が似ていることからごっちゃになってしまう人は多いのですが、この2つの違いから運用方法や指針に違いも出てきます。

この日本円MMFと外貨建てMMFの違いの2つについて一つずつ解説を加えていきます。

取り扱うための通貨の違い

日本円MMFと外貨建てMMFは名前の通り扱う通貨が違います。

日本円MMFは日本円で投資をするためその分為替リスクを避けれたりするし、外貨に変える事無く直ぐに購入できる事が出来ます。

一方外貨建てMMFは米ドルやユーロになどの海外の通貨に交換してから買うMMFとなっています。

外貨建てをしなくてはならないので為替リスクは伴うものの、日々の利回りを得つつ為替益を狙える投資信託です。

このように日本円MMFと外貨建てMMFでは取り扱うための通貨が違うので、その分リスクや利回りも変動してきます。

利回りの違い

すこし触れましたが、日本円MMFと外貨建てMMFでは利回りが異なります。

これは単純に為替益分もあるのですが、投資対象である日本国内の公社債と海外の公社債によって違います。

日本円MMFはとても安全な投資対象を組み合わせている投資信託なので、利回りが殆どありません。

銀行の預金に毛が生えた程度の利回りで、最近では利回りが低くて取り扱う証券会社が減少している投資信託でもあります。

その利回りの低さが定期預金的な運用を促している部分でもあるのですが、外貨建てMMFと比べる利回りが低いです。

外貨建てMMFは選ぶ通貨にもよりますが、このような利回りになっています。

  • 米ドル1.38%(ゴールドマン・サックスMMF)
  • 米ドル1.355%(ニッコウMMF)
  • オーストラリアドル0.651%
  • ニュージーランドドル0.683%
  • 南アフリカランド5.808%
  • トルコリラ13.92%

(2019年10月24日現在)

楽天証券ホームペーシから引用

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/find/foreign_mmf/yield.html

このように日本円MRFと外貨建てMMFには大きな利回りの差があるのです。

外貨建てMMFに投資するほうがオススメ!

違いを見てもらえれば分かると思いますが、日本円MRFと外貨建てMMFのどちらかに投資をするならば外貨建てMMFの方がオススメです。

為替変動リスクなどがある外貨建てMMFですが、それを補うだけの利回りがありますし、為替変動時には円に変えないで為替益が狙えるときに円に戻すという方法も使うことが出来ます。

また最近では日本円MMFの取り扱いがなくなっていますし、取り扱かっていても昔ほどの利回りは期待できません。(昔は1%くらいあった)

そのため多少のリスクはあるものの、投資対象が安全な国債や格式のある社債に投資をしている外貨建てMMFの方が投資先としてはオススメできます。

2つの違いが分かればどちらに投資すべきか?も見えてくるので、しっかりと把握した上で投資をしましょう!

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