外貨建てMMFの中でも特に購入する人が多い、人気の米ドルMMF。
そんな米ドルMMFですが買い時と売り時はいつがいいのでしょうか?
投資をするタイミングは人それぞれなので一概には言えませんが、米ドルMMFを購入するタイミングは「今」が最適です。
なぜなら米ドルMMFを含む外貨建てMMFは毎日決済という方式をとっているので、毎日利回りが発生しています。
そのため買い時が遅くなればなるほど、受け取れる利回りが変動してしまうのです。
ただ売り時は「今」というより、自分のタイミングや次の投資によって変わるので、決めるのは難しいです。
というわけで今回の記事では、米ドルMMFの買い時と売り時について詳しく解説して行きたいと思います!
またそれに合わせて円高と円安が売買タイミングに関係あるのかも解説していきます!
米ドルMMFの買い時
米ドルMMFの買い時を決めるとするなら「今すぐ」が最適なタイミングです。
冒頭でも少し解説したように米ドルMMFを含む外貨建てMMFは、いつでも売買が出来るように毎日決済方式をとっています。
これは流動性が高い外貨建てMMFのメリットですが、この毎日決済方式により米ドルMMFには僅かながら毎日利回りが発生しています。
そのため買うタイミングが遅くなればなるほど、この利回りを逃すことになるので、結果的に損をしてしまうのです。
ただこれは購入を決めてタイミングを伺っている人に限定して言えることで、まだ購入を決めて居ない状況で、購入を迷っているのであれば考える購入タイミングはもう少し先のほうが良いです。
また米ドルMMFはそのほかの米ドル金融商品と並行して購入する人が多いため、米ドル株の購入で余った米ドルや、米ドルETFからの配当の運用先として、米ドルMMFを購入する人も多いです。
なので米ドルMMF単体で購入する場合の購入タイミングは「今すぐ」がオススメですが、購入を迷っている人や他の金融商品との兼ね合いがある人は、タイミングを考えて投資するべきだと思います。
米ドルMMFの売り時
米ドルMMFの売り時は米ドルMMFの買い時より難しいです。
というのも米ドルMMFを含む外貨建てMMFは、毎月利回りが再投資されるため複利の運用が可能です。
米ドルMMFだけを運用している人はこの複利の力を最大限に使うことが、賢い米ドルMMFへの投資方法となります。
なので米ドルMMFの売り時が難しいのです。
逆にその他の米ドル金融商品への投資をしている人は、株やETF購入するだけの米ドルがMMFによって確保できたらその時点で決済をしてしまい、株やETFの購入に乗り出せるので売り時の見極めは簡単です。
そのためもし米ドルMMFだけの運用をしている人は、預金的な使い方をする意味でも自分が本当に必要になった時に売るのが良いと思います。
円安や円高で売買タイミングを見るべき?
米ドルMMFを売買するときに円安や円高を考えるのはとても大切です。
ですが購入時に至ってはあんまり考える必要は無いでしょう。
というのも先程説明したように米ドルMMFは毎日決済なので、利回りは常に発生しています。
また円安や円高による口数の違いより、ドル建てにしてからMMFを購入した時の利回りの方が大きいので、気にする必要はありません。
ですが売却時には為替損益が絡んでくるので、多少タイミングを考える必要はあります。
でも先程説明したように、米ドルMMFを株やETFの余剰資金を無駄にしないように運用している人は、ほとんど円安や円高を気にしていません。
また米ドルMMFだけに投資している人でも、必要なときに売却することがオススメなので、そのときにいちいち円安や円高の影響を考えて、FX的な思考は必要ないと思います。
利回りや購入金額などに影響してくる円安と円高ですが、個人の意見としては米ドルMMFへの売買タイミングへの影響は少ないと思います。
まとめ
今回の記事では、米ドルMMFの買い時と売り時について解説していきました。
米ドルMMFに限らず外貨建てMMFは常に利回りが発生しています。
そのためいつ購入すべきか迷っている人は、気にせず今すぐ購入しても良いと思います。
また売り時に関しても米ドルMMFの運用方針で違ってくるところなので、次の投資先やメインの運用先に応じて変化させていくのが大切です。
円安と円高も特に売買タイミングへの影響は少ないので、為替レートを気にするより銘柄の年換算平均利回りを気にするようにしましょう。