外貨建てMMF

利回りが低い外貨建てMMFの特徴とは?低金利の理由を解説!

外貨建てMMFは外貨ごとに様々な種類がある投資信託です。

そのなかにはトルコリラや南アフリカランドといった高利回りなMMFがあったり、利回りがそこまで高くなくても安定している米ドルMMFが合ったりします。

そんな外貨建てMMFのなかに低利回りのMMFがあります。

  • カナダドルMMF
  • オーストラリアドルMMF
  • ニュージーランドドルMMF

この3つです。

これらはいずれも利回りが1%を切っているMMFなのですが、なぜこの3つはここまで利回りが低いのでしょうか?

これらは国としてに金利が安いのと、輸出入によって変動されるのが原因です。

日本も金利がやすいため、日本円のMMFの利回りは低いです。

今回はそんな低利回りのMMFについて詳しく解説していきたいと思います!

日本円MMFと外貨建てMMFの違いとは?どっちがオススメなの?

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カナダドルMMFの利回りが低い理由

カナダドルMMFの利回りは約0.8%です(2019年11月18日現在)

なぜカナダドルMMFの利回りが低いのかというと、カナダドルの為替市場が原油などの資源価格に左右されやすいのが原因です。

この原油などの貿易や生産量などが減ると、そのままカナダドルの貨幣価値が下がりそのままMMFに繋がってきてしまうのです。

またこれに釣られてカナダが景気の冷え込みを避けるための金利引下げなどをすると、カナダドルの為替は低迷してきます。

その影響がカナダドルMMFに繋がっていき、利回りが少なくなるのです。

ただ逆を返せばカナダドルは貿易や原油によって支えられているので、こちらが安定であるときはカナダドルの低い利回りでも安定します。

このことを知っていると投資の判断にも使えると思います。

オーストラリアドルMMFの利回りが低い理由

オーストラリアドルMMFの利回りは約0.5%です(2019年11月18日現在)

オーストラリアドルMMFの利回りが低い理由もカナダドル同様に貿易が関係してきます。

オーストラリアでは鉄鉱石・石炭・金などの資源が貿易に使われています。

これらの貿易品の値段が大きく上がって、貿易先である世界の市場が盛り上がればオーストラリアの市場も盛り上がることになります。

逆に低ければ下がってしまうことになり、資源価格が落ちて居たりすると為替もおちこみ利回りも低くなります。

その状態でMMFの投資内容である公社債を買っても利回りがでないため、オーストラリアドルのMMFは利回りが低いのです。

ニュージーランドドルMMFの利回りが低い理由

ニュージーランドドルMMFの利回りは約0.7%です(2019年11月18日現在)

ニュージーランドドルMMFはオーストラリアドルMMFより利回りが高いものの、為替レートはおなじような動きをします。

ただニュージーランドは農産物がメインの貿易となっているため、世界の資源による影響はすくなく安定しています。

ただ取り扱い量などの流通数が少ないため、利回りが大きく変動することもあります。

1%を切っているのは投資の対象が悪いというより、国の金利の低さが原因だと思います。

まとめ

今回の記事では低利回りMMFのことについて解説しました。

低利回りのMMFは主に貿易によって変動することが多く、国としての金利が低いです。

日本も同様でこの国の政策金利が低いと国債などの利回りも下がってしまうため、MMFの利回りは低迷します。

また為替によって利回りは変動するので、その部分も視野に入れて情報を手に入れるといいと思います。

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