よく聞く投資信託と外貨建てMMF。
その2つにはどんな違いがあるか気になる人は多いと思います。
結論から言うと外貨建てMMFと投資信託は同じ金融商品です。
というのも投資信託の一つが外貨建てMMFで、投資信託の中の公社債投信というものに外貨建てMMFは分類されます。
ではそもそも投資信託とは何のか?が気になってきますよね。
今回の記事ではその投資信託についてや種類について詳しく解説していきます。
また外貨建てMMFとの違いも詳しく解説していきたいと思います。
投資信託とは
投資信託とは沢山の投資家から集めた資金を、運用会社に所属する運用の専門家(ファンドマネージャー・ポートフォリオマネージャー)が、株式や債権、その他金融派生商品、不動産へ投資をして、その運用益から投資家に利益の分配をすう金融商品です。
少し難しく聞こえますが簡単に言うと、運用のプロが大勢の人から集めた資金を使って、投資家の代わりに色んな投資をする仕組みの商品です。
この投資信託のメリットは投資を信じて託すという言葉のとおり、投資家自身が自分で投資対象を決めるのではなく、プロに運用をおまかせできるところです。
また大勢の人から資金を集めているので色んなところへの投資が出来て、その組み合わせを更にパッケージ化して投資家は買えるので、少額での分散投資が可能になります。
プロにおまかせしているので国内だけではなく、海外の投資に強いプロが運用している投資信託を購入すれば気軽に海外への投資が可能になります。
基本的に投資した資金は信託銀行と呼ばれるところで管理されているので、比較的安全なのも投資信託のメリットと言えるでしょう。
投資信託の種類
投資信託一口にいっても沢山の種類が存在しています。
投資信託の種類をわけるポイント大きく3つあります
- 投資をする国
- 投資をする対象
- 運用方法
詳しく解説していきます。
ちなみに外貨建てMMFは
- 投資する国は海外
- 投資対象は債権
- 運用方法はアクティブ
これら3つポイントの投資信託です。
投資信託で投資をする国
投資をする国では国内と海外で分けられていて、海外の中でも先進国(アメリカ・欧州)か新興国の2つに分類されています。
投資を行う国によって投資に必要な通貨が違ったり、利回りやリスクも異なってきます。
投資信託の投資をする対象
投資信託の投資対象は様々です。
- 株式:高い利回りを目指す人向け
- 債権:安定した運用がしたい人向け(外貨建てMMF)
- 不動産(REIT):資産価値も含めた運用がしたい人向け
- その他金融派生商品:分散投資の一つとして
となっています。
もちろんこの中でも細かく分かれて来るのですが、ざっくり分けるとこんな感じの種類とポイントになっています。
投資信託の運用方法
投資信託の運用方法には2つあり、プロがより高い利回りを目指して運用するアクティブ型と、市場の平均的な値動きに連動する運用をするインデックス型があります。
運用方法の違いは投資目的の違いでもあるので、この点はよく見ておくべきだと思います。
外貨建てMMFと投資信託の違い
先程から少し言ってますが、外貨建てMMFと投資信託には違いがありません。
投資信託の中の商品の一つが外貨建てMMFなのです。
外貨建てMMFは公社債投信と呼ばれる投資信託の一種で、投資対象は安全性の高い公社債なのですが、投資をする国を変えて外貨にしてから投資をするのが特徴です。
日本のMMFやMRF等といった同じような投資信託とは違い、外貨にすることで利回りを多く得ている商品です。
ただ利回りを得ている分為替変動のリスクが追加されるのですが、複利で運用が出来たりいつでも売却ができる流動性から、投資初心者の人でもオススメの投資信託となっています。
金融商品は色々な種類があるので分かりにくく、ごちゃごちゃになってしまいますがこれらの商品を一つずつ覚えて、適切な投資をしていきたいですね!