外貨建てMMFは投資信託の一種なので、投資する際に気になるのが信託報酬ですよね。
外貨建てMMFに投資をする際は口座を開設してから入金、外貨に交換後に投資が開始できる状態になります。
この状態になっていざ投資する時にかかってくるのが信託報酬です。
これは運用する会社に払うコストのことで、どの口座から外貨建てMMFを買ってもこれはかかってきてしまいます。
また外貨建てMMFはこの信託報酬の他に、為替手数料(スプレッド)もかかってきてしまいます。
ですがこの外貨建てMMFにかかる信託報酬は既に引かれた状態で年換算利回りが出ているので、実際に投資をする際に気にする必要はありません。
色々とコストが気になってきてしまう外貨建てMMFですが、今回の記事では外貨建てMMFの信託報酬に焦点を絞って解説をしていきたいと思います!
Contents
信託報酬とは
信託報酬とは、投資信託を管理・運用するための経費として、投資信託を運用している会社に払う費用の事を言います。
信託報酬の他にも運用管理費用や管理手数料と呼ばれたりもします。
この信託報酬は投資信託を保有している間、ずっと投資家が支払い続けなくてはなりません。
ですがこれを毎回別途支払うのではなく、投資信託の信託財産の中から決められた割合で毎日支払う形になっています。
この信託報酬は投資信託や運用会社・証券会社によって変わってきますが、大体年0.5~2.0%程度が一般的です。
投資信託に投資をするときに気にするべきコストの一つなので、投資をする際はこの信託報酬が低い投資信託を買う人も多く居ます。
外貨建てMMFにかかる信託報酬は?
外貨建てMMFにかかる信託報酬は特に気にする必要はありません。
というのも外貨建てMMFの信託報酬は、既に差し引かれているからです。
購入する時や検討するときに確認する年換算利回りは、既に信託報酬が差し引かれた利回りとなっていて、外貨建てMMFの場合は非常に分かりやすくなっています。
それでも気になる人は各証券会社や運用会社が出している目論見書を確認すると良いでしょう。
ファンドの資産から、当該四半期中の日々の純資産総額の平均額の年率0.18%を上限とする額を、四半期毎に受領する権利を有します。
(みずほ銀行米ドルMMFの目論見書から引用)
まとめ
今回の記事では外貨建てMMFに投資をする際に気にする信託報酬について詳しく解説しました。
外貨建てMMFは投資信託のため、信託報酬(運用管理費用)がかかってきてしまいます。
ですが外貨建てMMFの場合年換算利回りから既に差し引かれているので、気にする必要はありません。
外貨建てMMFで気にするべきコストは為替手数料(スプレッド)です。
また外貨預金などでもこの為替手数料は大きく関わってきます。
このコストの差が外貨建てMMFと外貨預金の違いにもなるので、参考にしてみてください。